ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年)の感想・レビュー・ネタバレ
【懐かしのゲームの3DCGアニメ化。映像と音楽は良いがストーリーが…】】

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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

公開:2019年8月2日
製作:2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会
監督:山崎貴
   八木竜一
   花房真
出演:佐藤健
   有村架純
   波瑠
   坂口健太郎
   山田孝之

君を、生きろ。

少年リュカは父パパスと旅を続けていた。 その目的は、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すこと。 旅の道中、遂にゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。 しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる――
それから10年。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。 父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。 立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。 果たして冒険の先に待ち受けるものとは!?

https://dq-movie.com/index.html
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」予告②

感想

5.5/10 【懐かしのゲームの3DCGアニメ化。映像と音楽は良いがストーリーが…】

今作は1992年発売のスーパーファミコン用ゲームソフト【ドラゴンクエストV 天空の花嫁】を3DCGによるアニメ映画化したもの。当時のゲームをプレイしたのももう27年前…懐かしくもなりますね。観に行くかどうか悩んでいたのですが、ネットでの評価が変な風に話題になっていたので、不意なネタバレを見る前に観に行くことにしました。
原作がストーリーの長いロールプレイングゲームなので、どういう配分で進めるかは気になっていましたが、全体的にダイジェストで進む感じ。原作知らない人が見て内容が分かるのかは疑問ですが、タイトルからしてターゲットは原作を知っている人向けなのでしょうか。その割にはストーリーが…。
映像はドラクエの世界観をよく表現出来ていたと思います。最近多いまるで実写かのようなCGとはまた違う雰囲気で、人物が鳥山明風から離れているのは賛否あるでしょうが、今作の雰囲気にはあっていたと思います。モンスターの造形は良かったです。一部背景の模型感もあって、綺麗なCGでクレイアニメを動かしているような雰囲気は独特で好きです。
音楽はさすがのすぎやまこういち、映画館でドラクエのBGMを聞かせてもらえる贅沢な気分。音楽でかなり懐かしい気分を味わえました。
声優は出番の多い、主人公リュカ役の佐藤健、ビアンカ役の有村架純、フローラ役は波瑠は雰囲気もあっていて違和感もなく受け入れられました。宿敵ゲマ役の吉田鋼太郎はエンドロールまで気付かなかったですが、見事な悪役を演じていました。ただ、俳優が声優をする場合によくある、本人のイメージが強すぎる人もちらほら…安田顕とケンドーコバヤシは出番の度に本人の顔が頭に浮かびました。山田孝之は声よりもドラマの勇者ヨシヒコが思い出されました(笑)
基本的に世間の評価と自分の好き嫌いは別と思って映画を観ますが、今回はストーリーはネットで荒れるのも正直分かりました。どういった層向けの展開なのだろうか疑問です。原作を知っている人には良いところも多いですが、オススメもしにくいという内容でした。

以下ネタバレ有の感想










観終わってからネットの評価も見てみましたが、やはり最後の展開が問題になっているようですね。大まかに言えば、終盤まではダイジェストながら普通にアニメ化を進めていたのに、急にオリジナル展開かつ、この世界はプレイヤーが体験しているゲームの中でしたという展開。

ラスボス登場
→自分はウィルスだ
→ここはゲーム内の仮想空間でそれを壊すぞ
→お供のスライムが急にナイスボイス(山寺宏一)で自分はワクチンだ
→スラリンからロトの剣っぽいのが出て敵に刺す
→めでたしめでたし

主人公の母マーサの少しのセリフと、自己暗示を解除するくだりで若干触れた程度で、伏線としても弱いので急すぎる展開なので余計に取ってつけたような印象です。舞台が仮想空間でしたって展開ももうそう珍しくないですし、どうせやるならその後にもう一捻りでも欲しかったと思います。
原作が強いコンテンツでこのような展開はチャレンジだなとは思いますが、そういう方向にするならするでもう少しクオリティが高ければここまで問題視にもならなかったでしょうに…。
基本的な話はテンポの良すぎるダイジェストで進みますが、ドラクエ5の目玉イベントの結婚部分だけはクローズアップされています。よくどちらを選ぶかの論争もありますが、今回は無難にビアンカが選ばれますが…フローラに求婚した直後に乗り換えるリュカの軽薄さには引きました。
父パパスの出自など、展開上色々飛ばされた設定もありますが、原作では子どもが男女の双子だったのから、男の子一人になったのは少し寂しかったです。ただ、天空の剣性能が抜群に高いのは展開として気持ちが良いですね。
最後の展開以外では割と無難な作りなのですが、最後でチャレンジを失敗した感じですね。今年の初めに【劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉】が公開された時に「ラーメン屋でラーメン頼んだらラーメンが出てきた」という評価で話題になりましたが、今回はアレンジをし過ぎたラーメンが出たようなものでしょうか。原作的にあの懐かしい世界を今の技術で再現したものを求める人が多い客層でしょうし、自分もそうだったので残念でした。
雰囲気の再現は良く出来てたと思いますが、元々映画の2時間前後にまとめるのが無理があるのでしょう。最近はNETFLIXやAmazonPrimeもオリジナルドラマが多いので無難な作りでやって欲しいものです。

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