トイ・ストーリー4(2019年)の感想・レビュー・ネタバレ
【過去作と毛色の違う4作目。ウッディ中心の大人向けのストーリー】

洋アニメ
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トイ・ストーリー4

公開:2019年7月12日
製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ
監督:ジョシュ・クーリー
出演:唐沢寿明(トム・ハンクス)
   所ジョージ(ティム・アレン)
   戸田恵子(アニー・ポッツ)

「おもちゃにとって大切なのは、子供のそばにいること。 これからも、ずっと一緒だと思っていた…」

“おもちゃにとって大切なことは子供のそばにいること”―― 新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズら仲間たちの前に現れたのは、彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。しかし、彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう。ボニーのためにフォーキーを探す冒険に出たウッディは、一度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会いを果たす。そしてたどり着いたのは見たことのない新しい世界だった。最後にウッディが選んだ“驚くべき決断”とは…?

https://www.disney.co.jp/movie/toy4/about.html
「トイ・ストーリー4」日本版予告

感想

7.0/10 【過去作と毛色の違う4作目。ウッディ中心の大人向けのストーリー】

シリーズは1、2はレンタルで、3は映画館で鑑賞し、短編等は観ていません。元々ファンというほどではありませんが、3の終わり方が非常に良かった印象です。と言うか前作が綺麗にまとまり過ぎて、シリーズ完結したと思っていました。
今回は地方の映画館では字幕の上映自体が無かったので、珍しく吹替での鑑賞となりました。ただ、予告等でも吹替がメインで宣伝されているシリーズなので、特に違和感もありません。
3を観たのもかなり前だったような気がして調べてみると、1が1995年、2が1999年、3が2010年と前作から9年、1からだともう24年も経っていました。1が初の全編CGの劇場公開映画だったのは覚えていましたが、気が付けばもうかなりのご長寿シリーズです。

そんなトイ・ストーリーシリーズですが、今回は今までのウッディと仲間たちの冒険譚が中心だった過去作と雰囲気が違い、ほとんどがウッディと新キャラクターとが中心となっています。ウッディ以外の過去作の仲間たちの活躍を期待しているならば少し残念かもしれません。
ただしクオリティは流石のピクサー、特に序盤の雨の夜のシーンなどは見事。雨に濡れたアスファルトなどは実写じゃないのかと思って見ても分からないくらい。キャラクターたちの動きや表情も実に自然で、まさに本当におもちゃが動いているかのようです。
ただ、ストーリーもメリハリもあって飽きはしないのですが、盛り上がりにも欠けた印象。せっかくのシリーズものの新作なのだから、もっと仲間たちの活躍が見たかったからかもしれません。
今作は全体的にハートフルな子供向け路線ではなく、大人向けの話になっていたと感じました。

以下ネタバレ有の感想










3の最後で自分だけがアンディの元に残るよりも、仲間たちと一緒に遊んでもらえるボニーの元に行くことを望んだウッディでしたが、今作では仲間たちがボニーと遊ばれている中、自分だけがクローゼットに置き去りで遊ばれない寂しい立場から始まります。
ウッディはそんな中でも必死にボニーのために自分が出来ることを頑張ります。ボニーの幼稚園に付いていって面倒を見、すぐに自分をゴミ扱いして手間のかかるフォーキーの世話を焼いて。後半ではそんな自分の心情を吐露します。お気に入りのおもちゃでない自分にはもうそうするしかないから…何だか見ていてとても辛いです。
また、1の頃は新入りで人気者のバズに嫉妬していた頃から比べると、ボニーのお気に入りのフォーキーの世話をする辺りはウッディの成長を感じる反面、自分を助けてくれた新たなキャラクターたちに主のない迷子のお前たちには分からないと暴言を吐くのはいかがなものか…。
そしてシリーズの仲間たちはほとんど活躍がないのは残念でした。ほとんどが子供部屋や車内に待機しっ放しで最初と最後にしか出番もなく、外に出たバズも出番がかなり少ない上に何だかポンコツ…ウッディとの相棒感が好きだっただけに寂しい。

3の辺りからターゲットが子供から大人になっている雰囲気はありましたが、今回は完全に大人が対象なのでしょうか。もっとハートフルなものを求めていただけに、意外と深刻な話で疲れました。
ウッディは最後には外の世界で生きていくことを選択しますが…理由がよく分かりませんでした。再会したボーと同じく外の世界が見たいからなのか、エンディングでやっていたように景品のおもちゃたちを子供の元に送ってやることに使命を感じたのか、ボーと一緒にいたかったからなのか、単にボニーが自分を必要としていないからなのか。あと、仲間たちとの別れももう少し見たかったです。
おもちゃとして持ち主のために尽くそうが中心だった過去作から一歩進んで、自分のやりたいことをやろうといったことがテーマなのか。使命のために生きるよりもありのままに生きようってのは今時らしい感じ。24年の世情の変化を感じる気もします。

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